先がみえない・・・。
暗い話にしようとするつもりはありません。
ただ、時代の状況を表現することばを綴ったらこれが適切だと思います。
私たちを取り巻く環境は刻々と変化してます。
どこに向かっているのでしょうか。
おそらく、豊かさに向かっているのでしょうか。
堅い話をするつもりもありません。
なにげなく生活しているとなんとなく過ぎますが、人生で多くの方がこんなことを真正面から考える瞬間があります。それは、これからの暮らしをどうしようかと考えるときです。
私は、建築物の設計の仕事をしています。日々、家を建てたい方のご要望をお伺いしたり、声にならない声に耳を傾け、ひとつの形としてこの世にカタチあるものとして定着させることをしています。豊かな暮らしを目指し、どの方も・・・・真剣です。
ただ、何から手をつけていったらいいかわからない、情報の波にのまれ疲れきっている方も時折目にするのが実情です。
ものや情報が溢れかえって、逆に見えないということもあるのではないでしょうか。
私は2008年に望んで地方へやってきました。
この時代、東京や海外という情報の川上へと向かう人が多いのですが、私はあえてそれとは違う方向へ向かいました。
当時はまだ、アウトドアの趣味があったわけではありません。
ただ、自然の多く残る景色に癒されたい思いと同時に、過剰に演出された情報から距離をおくことで本当に必要なものが見えるのでは?と思ったのです。1年目にこどもが生まれ、こどもとの対話を重視して育ててみたいと、テレビを捨ててみたりもしました。このことを人に話すとよく驚かれちゃいます。
禁欲的なこととも思いませんが、決して不自由なことでもない。自然と家族の会話の時間も増えました。ニュースなどで一挙手一投足に腹を立てることも減りました。一方、身に差し迫る緊急事態や災害のニュースなどは、TVがなくても、いろいろなメディアを通じてちゃんと私の耳に入ってきています。自分にとって必要なもの(都合のよいことだけの意味ではありません)や情報で生活を組み立てられる気持ちよさを感じている日々です。
自分も知らぬ間に、情報に溺れてしまっているケースがあるかもしれないと・・・。
暮らしを取り巻く様々な分野の専門家の方々に「これからの暮らしを考えるヒントをお聞かせ下さい」とだけお伝えし自由に語っていただいたものを綴ったインタビューの企画です。家づくりを始めた方の考えるヒントになったり、何気なく読んでいるうちに家造りや暮らしの見直しをしようときっかけにでもしていただけたら、うれしいです。
